大阪 三休橋筋散策

先週末、大阪中央区の
三休橋筋散策ツアーに参加しました。
「大阪あそ歩」の企画で
“船場のレッドカーペット”と称される
三休橋筋の近代建築等を見学します。
(画像は45枚あります)

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17:00に中央公会堂前に集合。
少し早く着いたので、周辺をブラブラ。

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大阪府立中之島図書館。
明治時代、住友家や当時の財閥有志の
寄付・寄贈により設立され、100年以上
風雪に耐えたネオバロックの館は、
威風堂々の「智慧の木」になりました。

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水晶橋。
堂島川に架かる橋の一つで、
歩行者専用の美しい橋です。
夜、ライトアップされると更に美しい。

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さて、集合時刻になり公会堂前へ。
参加者には、トランシーバーが貸与され、
さあ、出発です♪ 参加者は約20名、
ガイドは、三休橋筋愛好会の森山さん、
よろしくお願いします。

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ではまず、重要文化財 中之島公会堂。
市民の文化・芸術の活動拠点の貸館です。
この日は、結婚披露宴も行われていました。

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ネオルネッサンス様式の
建築設計は、あの辰野金吾氏です。
東京駅や浜寺公園駅舎等を設計した人。

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今回は展示室のみの見学。
公会堂創建に私財を投じた岩本栄之助氏に
纏わる資料や建築関係の資料などが
展示されています(入場無料)

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10分程の見学で次に移動ですが、
ついつい気になるのが、レストラン。
“中之島ソーシャルイート アウェイク”
「牛煮込みオムライス」食べてみたいな。

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中央公会堂を後に、南に向かいます。
土佐堀川「栴檀(センダン)の木橋」を渡ります。

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栴檀の木橋は90m弱の短い橋、
南詰に橋の由来碑があります。

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その「栴檀(センダン)の木」ってこれです。
栴檀=白檀(ビャクダン)は香木の一種で、
「栴檀は双葉より芳し」と言われます。
双葉のときから非常によい芳香を放つことから、
すぐれた人物は、幼少時代から
他を逸したものを持っているということらしい。
所謂“天才”ってことですかね?

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さて、橋を渡って右手(西側)に
昭和5年創業の吉田理容所があります。
当時の長屋をモダンな内装に改装し、
80余年、3代続く散髪屋さんです。

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2代目店主、吉田金吾さんの説明で、
立派なドイツ製の鏡やセレブ客の
お話を興味深くうかがいました。

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吉田理容所を出て、次の角を右(西)折、
蘭学者・医者である緒方洪庵(オガタコウアン)の
適塾(テキジュク)があります。

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今回は外観のみの見学でしたが、
以前訪問時の画像を掲載します。
(入館料¥260 10:00~16:00)

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こちらは、純和風建築ですが、
模型のとおり、大きなお屋敷です。
洪庵の門弟は約3000人と言われ、
慶応義塾大学の創始者、福沢諭吉も
門下生の一人であることが有名ですね。
皆「死ぬほど勉強した」らしいです。

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こちらは洪庵さんの奥様、八重さん。
塾の運営や病弱の夫(洪庵)の介護、
インテリ書生のお世話をしてたんですね。
別嬪さんで、慈悲深いご容貌です。

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八重さん、なんと13人もお産みになった!
子育てもさぞ大変だったと拝察します。
門下生の福沢諭吉からは
「おっかさん」と呼ばれてたそうです。

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「医の世に生活するは、人の為のみ」
「貴賤貧富を顧みるな」が洪庵のポリシー

現在の大阪大学医学部の原点です。

適塾(テキジュク)

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三休橋筋のプロムナードづくりの1つに、
土佐堀通りから中央大通りまでの歩道に
15種56枚の銘板が設置されています。

船場では南北を「筋」、東西を「通り」と言います。

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三休橋筋を更に南下して、高麗橋通りの角、
赤煉瓦の建物は、高麗橋ビル(旧大中証券ビル)
現在は結婚式場。辰野金吾氏の設計です。

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三休橋筋のプロムナードづくり計画は、
銘板の設置、街路樹(栴檀)の植栽、
電線の地中化、ガス燈の設置など。

ガス燈は全55本、2014年6月に完成し、
華々しく点灯式が行われました。
日没には、やわらかな明かりが灯ります。

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赤煉瓦の高麗橋ビルの南隣は、
日本基督教団 浪花(ナニワ)教会。
設計は、W.M.ヴォーリズ氏。
街路樹の栴檀の木も新緑です。

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日本で最初の海外からの援助を受けない
“自給教会”と言うらしいです。

NHKドラマにも出ていた成瀬仁蔵や
新島襄のゆかりの教会ですね。

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閑話休題、このゴミ箱、懐かしい~。
私の子供の頃、こんなのありました。

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因みに、高麗橋ビルの東隣は「吉兆本店」
そのお隣は「カカオティエ ゴカン(五感)」

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三休橋筋を南に2筋下ると「道修町」。
ドショウマチと読む薬屋街です。

武田・田辺三菱・塩野義などの
大手製薬会社のビルが軒を連ねます。

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続いて淡路町通りにある
「船場ビルディング」

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1925年(大正14)に竣工したビル。
建物は登録文化財です。
経営は「桃谷順天館」さん。
「美顔水」の明色アストリンゼンです。

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住居と店舗を一体化したビルは
当時として革新的であったとか。
また、ビル内に運搬用の車馬が
乗り入れるような造りになっています。

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今回、4Fの&Do’s Nikoさんを
見学させて頂きました。

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素敵な店主さんの
書籍と雑貨のこだわりのお店です。

&Do's Niko

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5F屋上は都会のオアシス、癒しの空間。
周りは高層マンションで囲まれていますが。

船場ビルディング

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閑話休題、野良ネコもいます。

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さて、夕闇も迫る時刻になりました。
今回の最後の見学地は「日本綿業会館」
重要文化財です。設計は渡辺節氏。

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日本綿業会館は、昭和3年に設立された
会員制の倶楽部会館、築90年近いですね。
イタリアルネッサンス調の玄関ホールです。

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重厚な装飾のエレベーター。
「糸ヘン」の栄華へ誘われます。

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ジャコビアン・スタイルで
吹き抜け天井の談話室。
歴代会長の肖像画が飾られています。

綿業=繊維=アパレル関係者です。
東洋紡の方が多いですね。

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この談話室のご自慢は、
タイルタペストリー。圧巻です!
かつて京都東山にあった
泰山製陶所で焼かれた「泰山タイル」

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先の戦争でも戦火を免れた建物、
貴重な文化財産が残っています。
象徴の綿花も飾られていました。

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貴賓室と呼ばれる特別室は、
天井・家具などの曲線がうまく組み合わされた
クイーン・アン・スタイルだそうです。

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特別室のお隣の会議室は、
アンピール・スタイルと呼ばれ、
全体の装飾を抑えたデザインが特徴です。
(床石はアンモナイト化石の入った天然石)
通称「鏡の間」といわれています。

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閑話休題、電話もレトロですねぇ。
私の子供の頃はコレでした。

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1Fの会員食堂。
ミューラル・デコレーションの装飾天井、
透かし彫りのガラス窓にレッドカーペット。

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この他、結婚披露宴が行える会場や
屋上には、ゴルフ練習場もありました。
利用者は会員企業の上層部の方々、
ご年配のレトロセレブですね。
上質で優雅な気分になれました。

日本綿業倶楽部

大正後期~昭和初期まで、
大大阪と言われた隆盛を誇った時代。
その面影を辿る船場散策でした。
その頃の再来を願いたいものです。
勉強になり、とても楽しかったです♪
ありがとうございました。 

大阪あそ歩

では、綿業会館でお食事を・・・

大阪綿業クラブのお食事

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ジャンル : 旅行

プロフィール

チェッカーりんご

Author:チェッカーりんご
主婦の自己満足の備忘録です
私は、外食・酒・生魚大好き
夫は、外食・酒・生魚苦手・・・と
チグハグ夫婦の食生活。
1人前定食は夫用です。
外食は、私お一人様。

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